人は誰しもが承認欲求をもっているので、「人と仲良くしたい」「部下から気に入られない」「自分がいて良かったと思われたい」などの感情が管理者であっても自然に湧き出てくるものです。しかし、優秀な方というのは「会社は仕事をする(成果を出す)ところであって、友達をつくる場所ではない」ということをわかっています。たしかに、相手を尊重することは大切なことではあるのですが、自分が尊重されるかどうかわかりませんし、そこが大事なのではありません。リーダーになるということは、より会社側に立って部下を率いていくため、「短期的な判断ではなく、長期的な判断をする人」になります。たとえば、営業マンが値引きを30%すれば目標達成することから、上司へかけあって値引き交渉をしたとします。しかし。上司はダメだと言いました。なぜでしょうか?これは、営業マンが嫌いだからではなく、値引きをすることで将来発生するリスクを考えて、上司は判断をしていると言えます。安易な値引きは利益率の低下を招くだけではなく、有害な前例をつくってしまい、顧客の信頼失墜につながることになるのです。
このように、民主的になるのではなく孤独になって考えて結論を出すことが、リーダーには求められます。たくさん事例は発生しますが、「業績、育成、時間、コスト、環境」いわゆる経営資源にかかわる事例を用意させていただき、孤独になって考えることが研修内容になってします